たとえばなし

偶像と結果論

推しさんのいる週末の話

推しさん生きてた〜〜〜〜〜〜

 

というわけで偶然にも(?)推しさん復帰後初のイベントに行ってきました。

前日から吐き気を催し、直前までやっぱり出ないのでは?ってずっと言ってた。諦めが悪い。

 

推しさん朗読楽しいって!!!!!

 

それだけで十分です本当に。

声優でいてくれてありがとうな〜〜〜〜〜〜

 

休業前よりも健康そうな身体付きになっていたり、なんなら声も太くなっていたりしてほんっとそういうとこあるよな!!!って思ってるんですけど、まあそういうところがそこはかとなく推しさんらしいな…って思うのでいいことにします。

ほんとそういうとこある。

は〜〜 推しさん生きてた〜〜〜〜〜〜

 

 

イベント開始直後推しさんの声を聞いて泣き、ステージ上の推しさんの姿を肉眼で確認して更に死ぬほど泣いた結果、イベント開始10分で私の顔がなくなりました。めちゃくちゃ泣くやん自分……。

復帰後初っていうのももちろんだけど、もりくぼさんが推しさんを愛称で呼ぶたびにニコニコチャンネル番組のアシスタントをしていたのを思い返してしまって…。

それが今や一タイトルを背負ってレーベルイベントに出ているんだなあと思うと、語彙力のないオタクなのでもうエモいとしか言えない。

でも、それもこれも推しさんの努力みたいなものがあってこそなんですよね。ほんっとすごい人だなあ。

バラエティコーナーで所属事務所の先輩たちに可愛がられている姿もとてもかわいかった……。ありがとうアー●ビジョン…これからも付いていきます……。

 

そして今回の登壇タイトルは二年前に制作発表されたものだったんですけど、もう発表された時からWセンターを張っているますださんのオタクといつかイベント出て欲しいねえ…と話していて。

そこからゲームを買ってグッズを買ってカフェにも行って…とそれなりにまじめにオタクをしていたので、今回お呼ばれされたのが本当に嬉しかったんですよね。

なんなら登壇タイトルの名前がスクリーンに映っただけで泣いた。

いやもうーーーWセンターで舞台の真ん中を割ってるの最高かよ……と思いながら朗読を聞いていました。

某アニメの亡霊みたいなところがあるので、ますださんと並び立っているだけで感慨深かったですね…。ありがとう世界……。

 

 

正直なところ、今回のイベントで推しさんを見ても、そんなに泣かないんじゃないかなと思ってたんですよね。

めちゃくちゃ意味のわからないことを言うんですけど、私は自分に対して「これを好きだからこういう状況になったときにこういう反応をするはず/しなきゃおかしい」みたいなことを思うことが多々あって。

傾向と対策なのか経験則からの統計なのかわからないんですけど、そういう固定観念に則った感情の動きを感じることが結構多いんです。

だから今回も「推しさんのファンなんだから復帰後の姿を見たら泣かなきゃおかしい」みたいな強迫観念みたいなものがずっとあって、でもそんな風に感情を象って泣くのも変な話だよなあと思っていて。

じゃあそういうのに振り回されず、その場で感じたまま思ったままに受け入れてみようと考えたとき、そんなに泣かないんじゃないかなあってぼんやり思ったんです。

まあ結果的に次から次へとボロボロ涙出てきて自分でもドン引きしてたんですけど。

自分で思っているより全然推しさんのファンみたいですね。びっくりした。

一緒に入っていたますださんのオタクに「自分で思ってるより推しさんのこと好きだよ」って言われたんですけど、思えば同じことをもう100回くらい言われています。ほんと学習しねえし諦めが悪い。

 

最近じわっと元担くんに出戻りながら考えてたんですけど、推しさんって本当に理想の推しなんだなあって思います。

推しさんに比べて元担くんがどうとかでは全然なくて、私の中の理想の推し像にカチッと嵌るのが推しさんだったというか。

毎回毎回想像以上の姿でどんどん前に進んでいく推しさんは、私の「見たい推しの姿」そのものだなあと今回また改めて思いました。

 

 

と、ここまで書いて推しさんの復帰ラジオを聞いていたのですが、本当にこの人なんなんでしょうね????

「入院してたのに身体大きくなって戻ってきたら面白くない?」ってほんと……ほんとそういうとこあるよな!!よかったわ元気で!!!(?)

でも、「二ヶ月も休んだら忘れられるんじゃないかと思った」ともお話されていて、それは本当にそう思ったんだろうなあって。

推しさんが休業してすぐの時に、私は「休むというのは止まることと同義で、絶対にこの人じゃないといけない仕事なんて存在しない」と言っていました。*1

その考えは今も変わっていないし、真理だと思っているけれど、今日のイベントで客席や先輩方から「おかえりー!」と言われている推しさんを見て、この人は“望まれている人”なんだなあと感じました。

そして、お仕事に復帰して「やっぱり面白いな」と感じたり、そう感じたことに対して「一回こうして立ち止まれたことは無駄ではなかった」と言えてしまう推しさんは、すごく格好良いなあって思います。

それを聞いて私も、やっぱり”声優 梅原裕一郎“さんが好きだなって思いました。

 

梅原さんのお芝居をまた聞くことが出来て本当に嬉しかった。

復帰後初の朗読に立ち会えたのは、ファンとしてとてもしあわせなことだったなと思います。

本当に、ありがとうございました。

 

 

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元担に担降りして過去が過去になった話

そもそも元担に担降りとは?という感じなのですが、その辺は一つ前のエントリーをご参照ください。

x1026.hatenablog.com 

推しさんが復帰してからお前アイドルのことばっかりじゃねえかって感じなんですけど、推しさんのことは明日きちんと考えるのでちょっと待ってください。

復帰後の推しさんを肉眼で見るためにも思考の整理をさせてほしい。っていうか本当に明日のオトパ出るの?もう少し休んでもよくない?しんどい

 

 

元担くんに出戻ろうと決めてから数日、劇的に何が変わったということはないけれど、決定的に変わったことが一つだけありました。

それは、“当時”の曲を”過去“の曲だと認識するようになったこと

論理的な話ではないし、ものすごく形容しがたいんだけれど、たぶんこの感覚は「記憶」が「思い出」に昇華されたのに近い気がします。

 

元担くんのグループはJr.時代の代表曲たちがCD音源化されていて、推しさん休業中にCDをレンタルしてきた私は、どちらかというとその元々知っていた“当時”の曲たちを再生する回数の方が多かったと記憶しています。

”私にとっての新しい曲“たちは本当に”知らない曲“で、なんとなく肌馴染みが悪かったんだと思います。

だから知っている曲ばかりを聞いていて、もちろん脳内で再生される映像もあの頃のものでした。それが、あまりにも鮮明で、色濃く自分の中に残っていて。

けれどこの数日は、その”当時の曲“たちの色が、ほんの少し薄く見えた。今思えばそれは思い出にしきれない「記憶」たちだったんだと思います。

それに対して、「ああ、もう全部昔のことなんだ」って、やっと実感することが出来た気がする。

一年前の記事で過去にできた気がするなんて言っていたけれど、全然過去になんて出来てなかった。

当時のことを知っているのはステータスでもなんでもなくて、なんだろう、例えるなら十字架みたいだなって思う。しっかり見つめ続けられなかった、その証みたいだなって今は思います。

 

 

ツアーラストの大宮で横浜アリーナの追加公演が発表されたとき、私は「すごいなあ」という他人事のような感想が先に出てきました。

だって私は、今の彼らの「当事者」ではないから。

横浜アリーナに立つ彼らを祝う資格も、喜ぶ権利も、何もないんだなって。それが分かっていてもやっぱり嬉しかったですけど!笑

そんな私が横アリまで行ってもいいのかなあという、ほんの少しの躊躇いが今もあります。

でももし行けたとしたら、私の横浜アリーナの記憶もきっと思い出になって、新しい景色で上書きされるんだろうな。それはやっぱり、少し見てみたいなあ。

 

それに変わってないこともたくさんあったけど、やっぱり変わっているものも多いなあと思います。

こんなにグループのことを大切に思うようになってるなんて、思いもしなかった。今度こそ私も好きにならないといけないなあ。

私も私で「王子様」じゃなくて、「一人の男の人の生き様」なんだなって思うようになった。

こうやって色んなものが書き換えられていくことが切ないけど、少しうれしい。

あの頃のことは本当に大切だったけど、もう一回、今度こそって思うなら。どうせなら新しいものを見ていきたい。すきになりたい。

「上書きされる」ということは、「今を見ている」ことと同義なのかもしれないですね。

 

 

これから先、何があっても私が彼らにとっての当事者になることは一生ないんだなあと思います。

勝手に当事者ぶるのはきっとすごく簡単なことだけど、それはあまりにもムシが良すぎるし、後ろめたさとか、そういうものが付いて回ってしまう。

だからこう〜〜元担に担降りしました!!って言っても、担当って名乗るのは烏滸がましいなあ…ファンだなあ……って思ってたりするんですけど。

 

だけどせめて、「目撃者」になれたら。

 

そんなことを、今はぼんやりと思います。

 

 

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はあ〜〜明日のイベント何も音沙汰ないけど本当に推しさん来るの?全然そんな心の準備できてない。はあ〜〜〜〜全然無理。ぜんっっっっぜんむり

平成最後の夏の終わり、元担に担降りします

急に何を言うとんねんって感じなんですけど

担降りします(真顔)

一応先に謝っておくと推しさんのファンを辞めるとかそういう話ではないです〜!推しさんは推しさんでこれからも背中を眺めてたいなあって思ってます。

 

 

この夏、ありがたいご縁をいただいて5年ぶりに元担くんのコンサートにお邪魔してきました。

東京公演と、ツアーラストの大宮の二回。そんな激戦の公演に誘ってくださったのは、奇しくも推しさんのことを通じて知り合った人生日々ハイテンションの甘夏さんでした。

こちらの記事で少し触れていただいたりもしました。

amanatsu0312.hateblo.jp

甘夏さんにはほんっっっっとうにお世話になりました!!!

 

急に元担くんたちのコンサートに行きたいなと思った最初のきっかけは、今年の3月に刊行された一冊の本でした。 

ジョーダンバットが鳴っている

ジョーダンバットが鳴っている

 

その本に書かれていた言葉たちは、今の私にとってはタイムカプセルのようで、彼を応援していた頃の私にとっては、まるでラブレターのようでした。

彼を応援していた頃のこと、離れてしまった理由を、一度だけこのブログで書いたことがあります。 

x1026.hatenablog.com

見ている夢が違うのかも、と離れてしまった私は、この本を読んで今更のように見ていた夢が同じだったことを知りました。まるで、答え合わせみたいな言葉たちがこの本には書き連ねてありました。

あのね、引くほど泣いた。

引くほど泣いて当時のことを知っているお友達にびーびー泣きつき、「『本人がデビューしたくなくてもデビューした担当くんが見たい』って口癖だったもんねえ……」と憐れみの目を向けられました。そう言われてみればそうでしたね!!

いやっもう……デビューしたかったなら言ってよ!!!!?!!?!?!?!急に坊主にしたときのこととかその他諸々さあ…!!言ってくれてたらもっとこう……今でもオタクだったかもしんないじゃん?!!!!?!?!

っていうのをね。まあそもそも連載当時に読んでいなかった私が悪いんですけど。とりあえず4、5年越しにそんな言葉を読んで、ぼんやりと一回くらいまた見に行きたいなあ…と思っていたのです。

そんな中起きた、推しさんの休業。

そうです、私は元担くんで現実逃避を図りました。軽率!薄情!と罵られても仕方のない所業。

いまTwitterを見返したら、推しさんの休業発表の翌日にTSUTAYAで大量にCD借りて、そのまた翌日にはwebサイトに課金してました。嘘でしょ。脊髄反射でオタクするのほんとやめて……。

そして「今の元担くんたちのことをダイマしてくれ〜〜!」とクレクレちゃんをしていたところ、甘夏さんのご厄介になった次第です。神か仏か何かか……。

 

 

ちょうど5年ぶりの元担くんたちのコンサートは、結論から言ってしまえばとっても楽しかったです。

アイドルのコンサートそのものが久しぶりすぎて、二次元アイドルのライブに慣れきってしまった私は、「こんなにも歌い踊り続けるのか……」という小学生のような感想を抱き、東京公演では終わったあと体調を崩しました(脆弱)

立ちっぱなしがあんなにしんどいと思わなかった……いつもたくさん座らせてくれてありがとう……。あとやっぱり本業じゃない声優さんが歌って踊るの意味がわからないくらいにすごいな……。

 

行ってみて考えたこと、思ったことはたくさんあります。

大きな動きが強みの彼らにとって、ホール公演はあまりにも窮屈そうだとか、 当時からあまり代わり映えしないMCだとか、正直きっと言い出したらキリがない。

でもいちばんに感じたのは、「ずっと続けてくれていてありがとう」ということでした。

 

今年、元担くんたちは結成10周年だったんですね。

私はちょうどいまのグループ形態になったくらいの頃から本格的に元担くんを応援するようになったオタクだったのですが、正直10年後も同じ形でグループが継続してるだなんて1ミリだって予想していませんでした。

10年間同じことを続けるって、本当にすごいことだと思います。 

それになにより、ずっと続けていてくれたからこそ「もう一回くらい見に行ってみようかな」なんていう私の気まぐれが実現できたわけで。

私が離れていた間にだって、きっと色んなことがあったでしょう。今も5人で続けていてくれることは、当たり前のことなんかじゃない。

元担くんが言っていたように、本当に「奇跡」みたいだって思う。

それでも藻掻きながら、足掻きながらも板の上に立ち続けていてくれたことがありがたくて、あたたかかった。

夢の一歩だと思っていた曲を、あの頃と同じように歌うこと。いつか欲しいなと思っていた自己紹介ラップが出来ていたこと。自分の知っているお決まりの振り付けに、知らない新しいコール。

あの頃出来なかったこと、今出来なくなったこと。

夢の続きは、今も続いているんだってこと。

光の海で歌って踊る元担くんは、あの頃と同じようにきらきらして見えて。

そんな姿がだいすきで、できるだけ近くで見ていたくて、あの頃の私は必死に応援していたんだなあと思ったらなんだか涙が止まりませんでした。

 

「自分の見たい姿が見れたから出戻るんじゃないの?」

私ががむしゃらに彼を応援していた頃のことを知っている友人から、今回そんなことを言われました。「んなワケあるかぃ!!」と即答してしまったのは本当に申し訳ないなって思ってるんですけど。

こんなこと本当に私が言う権利なんて一ミリたりともないけれど、デビュー7年目??とかにド平日のホールツアーしてるところが見たかったわけじゃないし、芸歴10年は軽く超えるのに放送事故が起きるMCとか、その他諸々色々ハラハラしながら見るアイドルのコンサートなんてイヤだよ!!イヤなんだけど!

 

それでも、「やっぱりすきだなあ」と思ってしまったので負けです。

私が見たいのって「変わらない姿」ではなくて「変わっていく姿」なんですよね。正直今回のツアーで私が見たのは「変わらない姿」であって、それに対して「今以上」が見たいと思ってしまった。それだけでもう、出戻る理由には十分な気がします。

やっぱりもっと大きな会場で楽しそうに、縦横無尽にステージを馳け廻る姿が見たい。

限りある時間の中で、限界まで輝いてみてほしいって思ってしまう。

きっとこれは純粋な"応援したい"という感情よりも、情だとか未練だとか美化された過去だとか、そういうものの塊だと思います。

 

もう一つ、私の背中を押したのは、元担くん基担当くんの本の中に書かれていた言葉の数々でした。

「歌い、踊り、演じ続けていきたい」と、「ステージの上ですべてをかける」という言葉だけで私は救われたし、今もまだ好きでいていいのかなと自分を許すことがで出来た気がしました。

そしてなにより、「今応援してくれている人も、“応援できなくなった人もありがとう”」だなんて、そんな言葉はすごくずるい。

すごくずるくて、でもものすごく、うれしかった。

ああ私、あの時応援できなくなったんだってストンと納得が出来てしまった。

それなのに、あの頃見ていた夢と今の私が思い描く理想は、あまり変わっていなくて。

それもそれでどうなんだろうなあ、なんて思うけれど、少なからず本人が1ミリも望んでいないことではないのかなっていう免罪符が出来たから。

大げさかもしれないけれど、世界にこんなにも痛々しくて愛おしい本があるだなんて思いもしなかった。でもこの本がなかったら、私はずっと何も知らないままだったと思います。

当時みたいにがむしゃらに応援するなんてきっともう出来ないけれど、この本はこれからの私にとってきっとバイブルです。

 

 

 

アイドルって、ユメを見せてくれる存在じゃないですか。

みんな、非日常のユメを見せてもらいにコンサートとかに行くんだって思ってた。

でも、なんというか私にとって彼は、"日常"の延長にいたアイドルだったんです。あの頃の私にとって、彼を応援することが日常でした。

だから、ただユメを見せてもらうんじゃなくて、一緒に「夢」を見れたらどんなにいいだろうって思った。今度こそ、同じ夢を一緒に見れたらどんなにいいだろうって、そんなことを思いました。

だから、平成最後の夏の終わり、元担に担降りします(真顔)

 

A.B.C-Z 戸塚祥太くん

やっぱりこの人が、私の最後の担当でした!

 

 

ってなことを考えてたら横アリ公演が決まるのほんとなんなんですか??

公演後に死にそうな顔でFC窓口駆け込みましたFC開設おめでとう!!!!(時間差)

そもそも今回のセトリが拗らせ系古参オタク殺しなのがよくない。えびきすこんの映像あるならくださいっていうかもうドームでえびきすやって!!!リアデラを見せて!!!!もうセトリあの頃のままでいいから!!!!!!

 

そんなわけでゆるーく二足のわらじで愉快なファン生活を送りたいな〜と思っています。推しさんのファンでJ事務所ってもうあまりにもテンプレクソオタクでオモロやんけ……。

いいのです。私は良質なエンタメコンテンツが好きなのです。なので大宮公演出のド新規です〜〜!!!という自意識でこれからを過ごしていきたいと思います(無理のある話)

 

なにかございましたらこちらまで

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