たとえばなし

偶像と結果論

"イケメン声優"との出会い

一応先に謝っておくと、私は推しさんのことをいわゆる"イケメン声優"と呼ばれる人だとは認識しているけれど、純粋に一人の声優さんとして、きらきら輝いていってほしいなと思って推してます。ただこう、あの、たまに本当に物理的にかっこよすぎて錯乱するのやめたい。やめたい。

あとこの記事を書き始めたのが12月だという事実がつらい。けどこういうのって勢いだよねってことで書き進めました。推しのことを文章にしようとすればするほど語彙が死ぬの本当にどうにかしたい。

2016.02.22.

 

2015.12.04.

「とんでもない人が出てきたんだよ。」

いま思えば友人のこの一言で、自分のオタク生活がここまで大きく変わるとは思ってなかった。

ちょうど必死に追いかけるものがなくなってたとか、自暴自棄になってたとか、色んな理由はあったけど、2014年10月下旬、それが私の今の推しとの出会いでした。
 
先の一言と一緒に見せられたのは黒いTシャツをさらりと着た青年の画像。しかもニコ生のキャプ画。話をよく聞けば、何やら来年から始まるアニメに当時友人が応援してた声優さんが出演するんだけども、そこでの共演者にとんでもないイケメンがいたんだそうな。

”イケメン声優”という言葉は昨今よく聞くようになったものの、その昔某大手アイドル事務所を追いかけていた手前、個人的にそこまで「イケメン!」と心奪われることはなかったんだよね。(というよりお顔立ちはきれいだなーとは思えど声とか演技とかを全部ひっくるめて好きじゃないと推せないみたいなところがあったし、顔ファンの声優ヲタってなんのこっちゃって思ってた。いやむしろ今でも思ってるけど。)

それがこの人の場合はどうだろう。興味本位で画像検索すれば出るわ出るわアイドル顔負けのハニカミスマイル。 

「あ、いけめんだわ」

これが率直な感想でした。

身も蓋もない話だけど包み隠さず言おう、ものすごくタイプでした。
もし仮に彼がアイドルだったとしたら、なんの迷いもなく推してたと思う。それくらい、好みど真ん中のお顔立ちだったのです。

しかもwikiを見れば所属事務所はアー●ビジョン。●ーツビジョン所属の某帽子の似合う声優さんのお声に惚れ込み半分声優界隈に足を突っ込んでいた私には、とんだ追い討ちでしたとさ。こういうとこにすぐ運命感じるからオタクはちょろい。知ってた。

 

でもまあ彼の職業はあくまで"声優"であり、アイドルでもタレントでもないわけで。

「いわゆる顔ファンと言われる顔目当てのファンは、声優に限らずバンドや俳優界隈などでも忌み嫌われる存在である。」って昔ばっちゃが言ってた。たぶんテストにも出ると思う。(出ない)

それに、顔面が好きだからというあまりにも薄っぺらい理由だけで何かにハマれるほど私も単純じゃなかったので、そこでまず見たのがちょうどその頃放送していた5分アニメ「オレん家のフロ事情」でした。

 

 

原作は今もコミックジーンにて連載中の漫画で、ひょんなことから人魚(しかも男)の若狭が一人暮らしの高校生、龍巳の家のお風呂場に転がり込むという、設定だけ見るとなんとも奇天烈なお話。

ここまで書けばもうなんとなくお察しだとは思うけど、今の私の推しさんというのがこの若狭を演じる梅原裕一郎さん
初めてアニメで名前のついた役を演じたのが人魚(しかも男)って、なかなかの経歴だよねって未だに思います。
とまぁ、この若狭の第一声で初めてうめはらさんの声を聞いたわけなんだけども、そのときの素直な感想が「ンッ 好きな響き…!」だったからなんかもう救いようがない。

基本的に私は昔から歌手にしろアイドルにしろ、声の響きが丸い人が好きで。声優さんでいうとその筆頭が某帽子の良く似合う人。もーこの人の声には抗えないよね。無力of無力。ただただアッすき!結婚して!!ってなる。どこまでもちょろい。

まあその話は置いておくとして、この若狭を演じていたときのうめはらさんの声は、後に残る響きは丸いのに、音の輪郭はふわふわしていて、やわらかい声の人だーと思ったのを覚えてます。

 

なんだけどもあーあーこれあかんやつだーハマる予感しかしねえ~~と思いながら当時漁れるだけの出演作を漁ると、声の響きが丸いのは共通してるのに音の輪郭は丸く聞こえたりひし形に聞こえたり様々で。気になり始めた三日後には、純粋にこの先どんな声優さんになるんだろう…!?と目が離せなくなってました。

この声の音の輪郭の話は他の人には通じないんだよ?ってよく言われるんだけど頼む伝われ

 

ちなみに私が最終的に落ちたきっかけのキャラはこの子。

storie.jp

春名一斗 | アイドリズム~BRAND NEW STAGE~

トムスから配信されていたリズムゲームアイドリズム」の春名一斗くん

今は残念ながらゲームのサービスは終了してしまってるんだけど、ストリエさんで第二の展開としてゲーム版の続きの時間軸でのオリジナルストーリーを連載中。  

この一斗くんのときの硬さはあるのにやわらかくて、低すぎず高すぎない声がほんっとーーに好みど真ん中で、ありがとう日●レ!ありがとうアーツ●ジョン!!って言いながら軽率に若手声優オタクへの道を突き進んだのでした。

 

あとうめはらさんの何がすごいって声を聞かせても写真を見せても、私の今までのオタク人生を見守ってきた姉やら友人やらが口を揃えて「あー…絶対好きだよね…」っていうところ。抗ったところで沼不可避だったらしい。つらい。

 

そんな感じであれよあれよと推し始め、気づいたら1年以上経ってました。

いわゆる"イケメン声優"を推すようになって感じたこと、思うこととかはまた別記事に書きたいと思います。