2016年梅原裕一郎さんが気になる人に聞いてもらいたい曲4選
- 梅原裕一郎さんお誕生日おめでとうございます!
この曲はもうね、初見で床を転がり回った。個人的にも大好きな80-90年代を彷彿とさせるザ・JーPOPのダンスチューンで、花江さんの流線的なやわらかさと梅原さんの直線的な柔らかさのバランスが絶妙!
キャラクターソングにはあまりない曲調だと思うので、アイドル畑から来た人とかにもオススメできる一曲かなと思います。
全力少年シリーズは、梅原さん演じるトアくんの性格と口調がぶっとんでるせいでそっちにばかり注目しがちなんだけど、楽曲でも梅原さんのイメージがドカンと変わりました。
二番にいくと更に吐息交じりになって、わりといつも直線的な印象の声がどんどん流線的なやわらかさになるの…ほんと…つらい…音域的にも他の曲と比べて高音域だから、梅原さんのイメージは低音!っていう人に是非是非聞いてもらいたい!高音にも色や華がある素敵な声優さんです!
これは同じ事務所の後輩である濱野大輝さんとのデュエット曲。ACTORSシリーズなので原曲はボカロ曲ですね。ボカロといえば高音をガンガン使うのが主流だけど、低音に強い二人組なのでどんな感じになるんだろう?!とドキドキしながら聞きました。
でも何より聞いてほしいのはサビの高音パートに移ったところ。それまでの喉の奥で響かせる硬質さとは違う、もっと鋭さのある硬さと少しの滑らかさのある声を張って歌ってるのを聞いて、語彙のないわたしはウ、ウワアアア!!となることしか出来なかった…無力。ラストに向かうにつれてどんどん激しさが増して鋭くなるのも最高に格好良い!
なんというか梅原さんの声の幅の広さをこんなに堪能できる一曲は、今のところ他にないんじゃないかな。
こちらはわりと貴重なソロ曲。ミディアムテンポの比較的ゆったりとした曲です。
この曲はさほど音域が低いわけではないんだけど、キャラクターソングということで(一見)落ち着いた翼人くんを意識した歌い方なのかな。これくらいの音域の曲だと芯をもたせて張って歌ってることが多いと思ってるんだけど、この曲ではわりと幅をもたせてるというか、深いところで鳴らしている音という印象。例えるなら宗教歌のような、オルガンのような音かな。
キャラクターソングということで歌詞と本編がリンクしていたりするので、是非本編を見てから聞いてほしい一曲でもあります。
と、4曲を上げてみましたがいかがでしょうか。
独断と偏見によりピックアップした楽曲たちですが、今回はあえてエムマスや防衛部、あんスタなど代表的と思われるコンテンツはあえて外しました。わりと色んなところで流れてるしね。
梅原さんの一般的なイメージというと低音の落ち着いた声が印象的だと思うんだけど、今回あげたこの4曲たちはできるだけ全部違う色の声を使っているものを選んだつもりなので、ここからまた新しい魅力を発見してもらえたらオタク冥利につきます。
あと梅原さんファンの方でこの曲はもっとこうだ!とかこの曲のここのほうが…!とかあったらぜひ教えてください。むしろ記事書いてURL投げてください秒速で見に行きます。
声優なんだから歌じゃなくてドラマCDとかアニメのオススメ寄越せよ!と思ったそこのあなた!そのとおり!私もそう思う!本当はそっちの記事も書きたかったんだけど間に合わなかったんだよ!!とりあえず言えるのはオルフェンズはいいぞ!
なにはともあれ、来年もこうして色んなものを振り返りながらお誕生日をお祝いできるようにがんばろうと思いました。
来年こそはもっと前もって準備してまともな記事を書きたい所存。今のところ楽しみなのはFrepとだめぷり。キラキラソングが好きなのはもう直らない性癖だと思ってます。
とにもかくも、25歳の梅原さんも自分の身の丈にあったやり方で応援していきたいです。
好きになって二度目の誕生日に思うこと。
新しいキャラクターに出会うたび、それまで見たことのなかった側面を見せてくれるところが本当にだいすきで。
初めてお芝居を聞いたときには伸び代だらけの人だとわくわくさせられたのに、その時思い描いていたものをたった1年で全部叶えて、それでもなお「もっと」を見せてくれるから、最高に格好良い役者さんだと思ってます。
今日からの新しい一年も、身の丈にあったやり方で応援していけますように!
一番最初にそれを感じたのは、9月に大阪で行われた美男高校地球防衛部LOVE!TOUR!でのこと。
ライブパートで新曲である「Let's Go!! LOVE Summer♪」を歌っているのを聞いて、あれ、こんなにスコーン!と音程あててくるっけ…?と思ったのが始まりでした。
10ヶ月前は踊るのに必死になってどんどんマイクが顔から遠ざかっていたのに、そこにいる人はしっかりとマイクをもって歌いながらまるでそのキャラクターのようにパフォーマンスをしていて。
運動もダンスも苦手だと公言する梅原さんが、ここまでのパフォーマンスをするのにどれだけの時間と労力を割いたんだろうと、純粋に尊敬しました。
お芝居で驚かされたのは、10月から12月にかけて放送された「ヤング ブラック・ジャック」の第1話。
梅原さん演じる間黒男ー後のブラック・ジャックが初めての手術を終えて、屋上で助手を務めてくれた遊佐浩二さん演じる藪さんと話しているシーンでした。
このシーンは原作にはないアニメオリジナルのもの。だからこそ声優さんたちがそれまでのシーンを踏まえた上でそのまま出てきたものだと思うんだけど、それまで「完璧」でしかなかった間黒男の「不完全であるが故の人間臭さ」が見事に表現されていて。
ピンと張っていた糸が、不意にふっと緩んだようなそんな演技に、私はしばらく泣くことしかできなかった。
そして同時期から始まった「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」のユージン・セブンスタークの演技で、「ああ、この人は本当にすごい声優さんだしこれから先もどんどん進んでいく人なんだ」と思ったんだよね。
この2つの作品で梅原さんが演じているキャラクターはある種対称的で。間黒男がそれまでの演技の集大成なんだとしたら、ユージンはその先の新しい扉を開けたように感じられたんです。
そんなことを感じながらいつも思ったのは、「いつの間にこんなところまで来たんだろう」ということでした。
私はコンテンツを享受する側だから、いつだって裏側なんて見えないし、声優という職業上お仕事している姿をファンが見ることなんてないのは当たり前のこと。
それにしたっていつだって想像の先にいて、それが自分が思い描いていたところから何メートルも先だったら、驚かないほうが無理じゃないですか。
事務所のゴリ押しや顔ありきと言われるようなお仕事をしているのも分かってる。それでも、企業が顔やネームバリューに期待した以上のお芝居をしてると思うから。
基本的にインタビューやキャストトークでも、どこを意識した程度の言葉だけで、努力や試行錯誤を表に出すことは少なくて。
それでも死ぬ物狂いで今自分が立たされている舞台にしがみつこうとしているのがなんとなく分かる気がするから、まるで白鳥みたいな人だと、私は思ってます。
CDでもアニメでもイベントでも、いつでも想像以上を魅せてくれる"梅原裕一郎"という声優さんが本当にだいすきで、応援させてもらえるのがうれしい。
好きになれてよかった、これからも梅原さんが持つきらきらしたものを増やしていくところをできるだけ長く見ていたいなと思っています。