推し被りとかオタクスタンスとかの話
当方、面倒なオタクです。
推しの仕事に対する理想も無駄に高い自覚はあるし、推し被り……便宜上この記事では同担という言葉を借りるけれど、同担さんに対して拒否という拒否もしないけれど歓迎します!とも言えないオタクです。
あと何より頭でオタクをするタイプなので、感情が付いて行かなくてよく困惑する。
今回はそんな同担さんに対するあれこれや、そこから派生するオタクをするスタンスについてつらつらと。自分の感情整理も兼ねて。
私は、今の推しさんの現場に行っても周りのことをあまり見ていない、と思います。
現場には推しさんのお仕事を見せてもらいに行っているという感覚なので、そこにいる同担さんとかにさほど興味がないんですよね。
某J事務所を追いかけていた頃は、わりと過激な同担拒否をしていた時期もありました。他の子にファンサしてるのを見たら凹んだし、良席で入ってもファンサがもらえなければがっかりしたこともあった。他のファンの子との扱いの差になんで!?平等にしてよ!って思ったこともありました。元担の一個前の担当くんのときの話です。
今の推しさんは声優だからファンサは仕事に含まれないし、そもそもファンサとかするようなタイプじゃないからなのかなあ。他の子が良対応されててもあまりなんとも思わないですね…。そもそもそんな場面を見かけることのほうが少ないというかほぼないけど……。(空中ファンサでたまたま目が合うのは個レスではない派)
所謂同担拒否って、比べる相手がいるからこそ成り立つというか、やっぱり負けたくない相手がいるから出来ることなのかなあって最近思います。
他のファンの子と推しのやりとりに嫉妬したくないから。自分は特別だと思いたいから。誰にも自分の"好き"を否定されたくないから。色んな同担拒否の理由があるだろうけど、どれも正当な動機だよね。
接近戦での推しとの会話も、相手にとっては何百というやりとりの中の一つにすぎないと思ってるから、それに固執することもあまりないです。自分だけに向けてくれた言葉だとか、表情だとか、そういう受け取り方をしてないっていうのが大きいのかな。推しさんや担当がおめめを見て話を聞いてくれるだけでお砂糖だ〜〜!って真面目に思ってます。
基本的に板の上できらきらしていてくれる推しや担当がすきなだけなので、自分に対する相手からの個人的なリターンを重視してないタイプのオタク。
推しと自分との思い出なんてものは存在しないし、接近戦の時にしか伝えられない直接の感想も、ある意味壁打ちと変わらないとすら思う。
でも別にそれは推しさんが悪いんじゃなくて、自分がオタクをしていく上で取るに足らないことなんですよね。
そもそも、イベントでのオタクへの良対応なんて仕事の範囲外じゃないですか。義務じゃない。義務なのは対応までで、その質をオタクが要求するのはお角違いというか。ただ対応してもらえるだけで十分な対価だ!
推しさんが言葉を返してくれようとくれなかろうと、ファンサがあろうとなかろうと、それだけで好きじゃなくなるなら最初から推してないし。
私が"推し"とか”担当”っていう枠に誰かを当てはめるとき、それはその人を応援したいと思うかどうかなので、そんな見返りありきで"応援"はできないでしょう、っていうのが持論。
応援することと、好きを主張するのはまったく別物で。
ただ好き!って声を上げることや、どんなに現場に通っていようと推しのことを自己顕示欲や自己承認欲求を満たすための道具にしているのは、応援していることにはならないと思ってる。他のオタクのマウントを取るためみたいなオタクの仕方は見ていて気持ち良くないから、私は好きじゃないです。
ドルオタ時代に知り合いのおねえさんが言っていた言葉で、「対タレントじゃなくて、対オタクでオタクをしたら終わり」という言葉があるのですが。
これを聞いた時にね、すごく感銘を受けたんです。対オタクでオタクをするってすごい言葉じゃない?自分のオタクとしての行動理由が他のオタクに起因するって、なんというかすごくオタクあるあるだと思う。
あるあるだけど、他のオタクのためにオタクするようになったらダメだなって。自分は自分とタレントのためにオタクをしよう、って小娘ながらに思ったのをすごい覚えてる。この言葉は今でも事あるごとに思い出します。戒めとして……。
対オタクにはならず、個人的な見返りは求めない。
そう、言う成れば、
オタクの愛はAgapeであれ。
これが今の私の基本スタンスです。
ただ、こういう風に考えてオタクをしている自分が正しい!そういう自分が好き!っていうところも正直少なからずある。
だって、叶うならいつだって優良オタクでいたいじゃん!
少なくとも推しにとってマイナスになるオタクになりたくない。推しにとってマイナスにならないオタクでいるために、認知やファンサは必要ない要素だから。
推す対象がファンサマシーンタイプだったら話は別かもしれない。それに、もはや現場ガッツでもイチ付きの古参でもないからこう思えるのかもしれない。実際、今推しさんの接近に行って、万が一にも「初めまして」って言われたらさすがに泣いちゃうかもとは思う。いや泣かないかな……やっぱりなって思って終わるかもしれない……でも少なからずショックだとは……思う…たぶん……基本期待ということをしないからわからないな……
ただ根底に置いているスタンスがこういう考えなので、他の同担さんと自分を比べることがまず少ないんだと思います。
比べない=張り合わない=拒否する理由が一つ減る。この方程式が成り立つんだなあ。納得。
それでも、"すき"っていう感情に共感はしてほしいけど、共有はちょっと難しい。
これは何のオタクをしていても付いて回る私の自己認識です。
同じ人を見ていても、違う面、違う角度で見てたら解釈違いが起きて疲れる。
だから、この"共有"が難しくて、同担さんのおともだちはすごく少ないです。
今の推しさんに関して言えば、この雑誌の写りはどうだとか、好きな女性のタイプはどうだとか、彼女はいるのかいないのか、(外見的な意味で)ここがかっこいい、あそこがかわいい、みたいな話に興味が湧かないんですよね。演技とか、舞台上での推しさんのお話をさせてほしい。
何より、私みたいに理屈を捏ねくり回してるようなオタクの話を聞いてくれる同担さんは奇特なのではないでしょうか……。盲目になりきれないタイプのオタクなので、推しさんのこういうところが嫌だ、みたいな話もするし。
なのでもっぱら他の若手声優さんを推してる子や、もう長年お世話になってる人とかにひたすら推しさんの話を聞いてもらってます。
でも他の人に推しさんはどう見えてるのかなーって気になることはあるので、ブログとかはたまーに巡回してます。基本的に人様のオタクとしての考察とか読むの好きなんですよ。不快にさせたら申し訳ないなあと思ってあんまり読者登録とかできないんですけど。
ここまでダラダラ書いてきてあれなんですけど、自分本当にめんどくさいですね。
好きなら好き!それでいいのになあ。
本当はただ推しさんのここが好き♡かっこいい♡みたいに気軽にハート飛ばせるくらいが丁度いいって分かってる。
推しにとって!オタクの質は!金を落とすか落とさないかの二つしかない!んだから、もっと気楽にオタクしたらいーじゃん、って自分が一番思ってます。ええ。オタクやめたい。
でも違うんだよ~~その好きの種類、形、温度、色のひとつひとつに自分のプライドとか美学とか、理性とか執着とか意地とか、きれいなものも汚いものも全部詰め込まれてるの。だってオタクなんだもん!
推しのことちゃんとした意味で好きかわかんない、でもなんだかんだ細く長く推しさんのお仕事を追いかけてる。それって全部推しさんのオタクだからっていう理由に起因するわけ。
オタクの推しに対する”好き”ってそんな単純なもんじゃなくない?
憧れとか羨望とか色んなものをごちゃまぜにしたカオスな塊でしょ!?
ただ好きなだけで自分の生活投げ打って時間やお金を割くなんてできないでしょって……思うんですけど如何ですかね…。
オタクって本当に小狡い生き物だと思います。
自分の夢を他人の夢とすり替えて、時には押し付けて。それが叶えば勝手に満たされた気分になって。自分はなんにもしてないのに。
そう頭では分かってても好きだな、応援したいなって思える人がどんどん夢を叶えていく姿を後ろからでも見ていることを辞められない。
自分が夢を叶えられなかった分を、推しに擦りつけてるのかもしれないってたまに思う。 そういう後ろめたさもきっとある。だからこそ私は私のプライドを裏切らないオタクの仕方を貫いていきたい。
わかる〜〜こういうこと考えてるところがもうめんどくさい。わかる。
でももう今の推しさんに対してかっこいい〜♡好き〜〜♡みたいなファンには戻れない。つらい。推しさんに対してかっこいい大好き!世界で一番すき!!って熱量を持って言えるタイプのオタク、羨ましい。
どうしていつも粗探しみたいになっちゃうんだろう。間違いなく私が私自身ですきになった人で、すきな気持ちに嘘はないのに、諸手を挙げて全部ひっくるめてだいすき!って言えない。ここがダメ、ここもダメっていうところばかり目についてしまう。
でもそういうダメなところよりも、好きなところの引力が強いからオタクなんだよ。
ファンじゃなくてオタクなんです。オタクって業が深い。
オタクやめられない問題ってクズ男から離れられないダメ女問題に似てる気がする。ハマってるのがホストじゃなくて推しでよかった。生きるのつらい。
簡単なことさ 「ABC」からやり直そう
さて。
一個前の記事にもあるように去る2017年6月17日、THE IDOLM@STER SideM GREETING TOUR 2017 〜BEYOND THE DREAM〜 石川公演に行ってきました。
今回もセカライに続きおともだちが一緒に行こうと誘ってくれたけれど、正直なところ本当に行くかどうするかギリギリまで悩んでました。
もうオタクをやめるかやめないか、数ヶ月ずっとぼんやりしていた私が多少の無理をしてでも石川に行ったことにはきっと意味があったと思うので、そんなこんなの覚書です。
オタクとしての心がバキバキに折れた、3月の某イベント。
推しさんのこのイベントでの振る舞いがどうしても受け入れられなくて、本当にもう、ただひたすら辛かった。詳しく……はないけどその時の記事がこちら。
丁度この頃はSNSで否定的な意見を見る機会も多くて、12月のイベントでの振る舞いももやもやするところがあって、その後にでた某CDでもキャラの声に違和感があったりして、私自身が疲弊してたのも事実で。
でもあの日、本当に全部わからなくなって、それまでのことも、それからのことも全部迷子になったんだよね。
そこからしばらくは本当に声優界隈から距離を置いていて、音源も聞いていなかったし、春アニメも見れるときに見たいものだけをぼんやり見ている状態で。行こうと思っていた4月のイベントは白紙に戻したし、主演だしさすがに行こうと思っていた5月のLIVEも蹴った。
そんな私に「石川は行こうよ、Beitだよ」って誘い続けてくれたおともだちはたぶん菩薩なんだと思う。別のおともだちも降りる降りないも石川行ってから決めるのでも遅くないんじゃない、って言ってくれて、あの本当に……幼稚園児か?私が。
そんな友人たちの後押しもあって、石川の参加を本格的に決めて。本当に少しずつiPodに入ってる曲を聴くようになったのがたぶん5月半ば。そして日にちが迫ってきてさすがに行き帰りの足を取らないと、って新幹線とバスの予約をしたのが6月頭。
当日の朝10時。金沢に着いた瞬間の私、ちょっと意味がわからなくて変な笑いが漏れる不審者。 物販を終えてお茶をして(金澤コーヒー最高に美味しかった)、会場に戻った私が発した言葉は「あ、無理 吐きそう」。
いやだって伝わってほしいんだけど、三ヶ月ぶりの現場がMマスってヘビーじゃない?
今までどんなに現場の間が空いても一ヶ月とかだったし……例えるならそう、ずっとお粥を週に1、2回しかも2、3口だけ食べるような生活をしてきたところに、いきなりデミグラスソースのハンバーグを差し出されるみたいな所業。せめて和風おろしにして。
それだっていうのに、ライブパート開始10分もしないで泣き崩れるの、意味がわからないんだよなあ。
なんかもう、なんだろうね。ステージの上で ♪ Beyond The Dream を歌っているうめはらさんから目を離すことなんて出来なくて、一瞬でも目を離したくなかった。
私が歌って踊る推しさんを見て思い出すのは、やっぱり2015年2月7日。一番最初のミニライブ。
お世辞にも広いとは言えないステージで少し俯いて、目線も不安定で、歌いながら踊るのが本当に辛そうで、踊ってる間にどんどんマイクが口元から遠のいていっていた時のことをどうしても思い出してしまう。
だけど今じゃ、あの時のことのほうが嘘みたいで、その現実を目の当たりにする度に、この人はなんて人なんだろうって飽きずに思う。ああなるまでに、どれだけの葛藤があったんだろう。今の時代のある意味歪んでしまった"声優"っていう仕事を全うしてくれることが、申し訳なくてありがたい。
アイマスの名を冠した舞台の上で、前を見据えて誰よりも真っ直ぐに力強い声で歌う姿は、本当に格好良かった。
しかもライブというかイベントの進行役をやるとは思ってなかったから、いつものMCより少し高めの声で、キャストを、会場を引っ張っていこうとするみたいな話し方で話すうめはらさんを見たらもう駄目だった。
間違いなくあの瞬間、私の目の前はきらきら輝いていて、「ああ、これを見るためにここまで来たんだ」ってすとんっと結論が落ちて来たんだよね。
ぎゅぅって心臓が痛くなって、涙がでた。
たぶん私がずっと見たかった推しさんが、そこにいたから。
Dreaming night 踊りましょう
Baby, baby ここにおいで
最高の瞬間へとエスコート
準備は All right?ースマイル・エンゲージ/Beit
石川でね、ここを聞いた時になんだかすごくしっくり来た。
うめはらさんを好きになって、応援するようになってからずっと感じてたことがあって。
それはオタクに出来ることなんて何1つなくて、この人は自分一人の力でどんどん前に進んでいくんだなっていうこと。
いちばん強くそれを感じたのは、声優アワードの新人賞を取ったときだったかなあ。
今までの私はオタクとしてのスタンスは"押し上げる"っていうことに重きを置いていたから、置いてけぼりというか、なんだろう、すごく身勝手で傲慢なことを言うけど、彼がやってきたことに対して自分が出来ることは何もないし、何もしてきてないなって漠然と思ったんだよね。
それはよく考えれば当たり前のことではあるんだけど、なんていうのかなあ……。アイドルとかってやっぱり"ファンと一緒に歩いてきた"みたいな様式美があるから、それが必要ない人なんだなあって。
だからなんかここの歌詞を聞いたときに、私が"ここ"に連れてきてもらったのかもしれないって思ったんだよね。別に今までの推しに対して自分がどこかに連れていったって思ったことはないけど、連れて行くんだって思っていたことはあったから。
でも、うめはらさんはいつだって想像の先を行く人だから、今までも色んな景色を見せてもらって、あの日のあの瞬間--"最高の瞬間"に連れてきてもらったのかなって。
なんかそう思ったら、少しだけ楽になった。別に頑張らなくていいのかもしれないとも思った。消費者なんだから、受け身でいいんだって思ったんだよね。
うめはらさんの声とお芝居、お仕事に対して真摯なところがすきで、応援してた。
ここ一年くらいの私は、応援っていう言葉を胸を張って使うことは出来ないけど、今はそれでもいいやって。一瞬でもすきだなって思えたら、それでいいやって思う。
私が彼をすきでいることは、うめはらさんの声優としての人生になんの得にもならないし、何も生み出しはしないけど、きっと邪魔もしない。今は、それでいいや。
いつもすきなものをうまくすきでいられなくて、大事にできなくて、そんな自分に疲れて諦めてしまう。でもグリツアの舞台で歌って踊るうめはらさんを見て、この人を諦めなくてよかったって思えたから、それが全ての答えだよなあ。
ただ、3月のイベントで湧いた感情も本物で、全部が全部ひっくるめてすきとは今はまだ言えないから、イベントも追うお仕事も少し選ぼうかなとは思ってます。
うめはらさんをすきな自分を守ってあげるために必要なことを、丁寧に選んでいきたい。
結局私は綺麗な推しが好きで、誰にも文句を言わせない推しがすきなんだと思う。
圧倒的な力を持ってオタクも、それ以外の第三者も黙らせてくれる推しがいい。
他人にも、自分でも、なんでこの人がすきなの?って思われたくないから。他人にすきな人を安易に揶揄されることが本当に嫌いだから、自分でもそんな風に辟易したくないっていう気持ちが強いのかもしれない。まあそれが神格化や美化に繋がって、それにまた疲れちゃうんだけど。
溢れ出るほどの好き!っていう熱量もない、推せて幸せ!みたいなオタク特有の身勝手な充足感も今はない。お気に入りのぬいぐるみを宝箱から取り出して見せびらかすみたいな、そういうオタクの仕方はもう向いてないのかもしれない。
でもきっと、嫌いになりたいわけじゃない。すきでいたいんだと思うから。すきだなって思える瞬間を大切にして、それを増やしていくことができたら、また何か変わるかもしれない。
そう思えただけでも本当に石川まで行った甲斐があったんじゃないかな、と……思うんですけど……情緒が不安定なオタク故本当に何かをすきでいるのが死ぬほど下手くそで困る。
とりあえず、すきでいられるためにできることを少しずつやっていこう。
カブキブ!の幕間も奇跡的に行けるし、S.Q.P.はコンテンツとして大好きだから楽しみ。星の王子様の朗読劇も、お休みが被れば行きたいな。
声と、お芝居がすき。だから、うめはらさんのことが好きだと思う。
そんなシンプルなことを、今は大切に握りしめておこう。
加賀百万石の話
THE IDOLM@STER SideM GREETING TOUR 2017 〜BEYOND THE DREAM〜 石川公演に行ってきました。
THE IDOLM@STER SideM GREETING TOUR 2017 〜BEYOND THE DREAM〜
前日22時まで仕事をし、当日東京駅7時発の新幹線で金沢へ。
夜は23時前に夜行バスに乗り、翌日朝6時に新宿に到着。
一旦自宅に戻り、着替えてそのまま元気に夜の21時まで働きました。もう無理です。
仕事の都合上連休を取るのが難しいので、基本的に遠征をしても行ったらすぐイベント!終わったら新幹線に飛び乗って直帰!っていうタイプなんだけど、今回は金澤コーヒーも飲めたし、夜にはのど黒のお寿司もいただいたし珍しく遠征らしい遠征だった気がする。
物販もお目当てだったラババンは無事に買えたのでよかったです。
石川公演のはお色がピンク・パープル・ブルーのマーブルでとてもかわいい……実物が写真よりもはるかにかわいくてテンション上がった。ペンラ用バッグに即つけました。かわいい。
そんなこんなで前置きが長くなりましたが、以下グリツアの感想です。
★
もう散々既出だと思うけど、今回のグリツアはライブパートとトークパートに分かれていて、ライブパートはビヨドリ→挨拶→リーディング→グループ曲→リーディング→ソロ曲メドレー→グループ曲→リーディング→ドアラっていう構成。
推しさん関連からいくと、♪ Fun!Fun!Festa! はセカライの時と比べて更にきちんと振りが入ってる印象でした。セカライの記憶は未だに欠落してるけど。
FFFは本当に一曲通して飛んで跳ねてってするから体力の消耗が半端なさそう……今回もカエールが一緒でとてもよい。
なんていうか欲目もあるとは思うんだけど、Beitの三人で歌うと一人だけ歌声が太くてガツーン!と音が飛んでくるんだよね、うめはらさんの声。それに毎回ビビる。
それから今回は歌うかなあ、どうかなあと思っていた ♪ Flying Hawk。
全体的に少し音が上ずっていて歌いにくそうだったけど、節々で見えた力強い伸びはマジきゅんからの手土産かな。
この曲に関してはお歌の精度(っていう言い方はあまり好きではないけれど)は、セカライのほうが上だったかも。自分でも納得いってなさそうに見えたのは私のフィルターかもしれない。
そしてもうお馴染みの曲となった、 ♪ スマイル・エンゲージ。
何度聞いてもこの曲の前にオタクは無力だよね!でも今まででいちばん冷静に聞けたし、初めてちゃんとペンラを振ることができたのでめちゃくちゃ進歩です。
今回スマエンを聞いているときに色々と思うことがあったのだけど、それはまあ別記事で。
個人的にはかのんちゃんのソロ曲がかわいくてかわいくて……
ていうかセカライでも思ったけどもふえんは本当にかわいい。
あと今回で気づいたんだけど、あのキャストのお三方って身長もほぼ変わらないんですね……三人で後ろ向いたときの絵面がかわいい。とてもかわいい。心がぴょんぴょんする。
そうそうこれもセカライでは気づかなかったんだけど、橘志狼役 古畑恵介さん。
彼のことはツキクラ。でも見ていたので前から知ってはいたのだけど、セカライの時に直談判してセンターで踊らせてもらったという ♪ うぇるかむ・はぴきらパーク!の1サビ終わり。
このパートになった瞬間、スッと表情が変わってすごく真面目というか、ストイックな表情になっていて!?ってなりました。
Mマスに出れてうれしい!っていうのをいつでも前面に出してくる印象があるのだけど、なんていうかハングリー精神みたいなものが本当に強いんだろうな。それって板の上に立つ人間にとって、ある意味一番大事なものかもしれない。そういうところが彼の強みなんだろうなあ。
あと今回一番えげつな!!と思ったのは、猫柳キリオ役の山下大輝さん。
この人が器用で多芸なのは知っていたけど、正直ここまでとは思わなかった。
もうすっごいの。日本舞踊のような動きを取り入れた振りにはきちんと撓があるし、扇を使った振りでは扇の面がしゃんと正面を向いてるし。
何よりね、♪ 喝彩!〜花鳥風月〜 のサビ。
「彩!彩!彩!の感動〜♪」のところで右に三歩進んでからジャンプで元の位置に戻る振りがあるんだけど、そこでね、チラッと自分のいた位置を確認してピンポイントでそこに跳んでくるんだよ……
それに気づいた瞬間意味わかんなすぎて鳥肌立った。あの人のポテンシャルやばい。
キリオでしかなかった。やばい。
リーディングは正直鷹城フューチャーしすぎなんじゃないかな……と勝手にヒヤヒヤしてしまったんだけど、Mマスのライブ中はキャストを封印してキャラクターとしての姿で見せてくれるところは良心であり、魅力の1つだなあと思う。
キャラとキャストが一心同体というより二人三脚で在る感じが、私は好きです。
だからこそ、ライブ中に演者の名前で呼ぼうがキャラクターの名前で呼ぼうが荒れないんだろうなあ。
天ヶ瀬 冬馬役の寺島拓篤さんもファスライの時に言っていたけれど、ステージに立っているのは声優という、声で演じる人たちで。
キャラクター本人ではない、でも、私たちファンとキャラクターを繋げてくれる唯一の人でもあるんだよね。
キャラクターとイコールじゃない。でも、ノットイコールでもない。
そのニアリーイコールはきっと、キャラクターのすぐ隣に立つ謂わば兄弟みたいな距離感なのかもしれないなあ。
さて、話をグリツア感想に戻して。
トークパートはそれまでのキャラクターメインの雰囲気とは打って変わって、キャスト陣としてのトークに。
替え歌を作ろうのコーナーでのことが話題になっていますが、あの時キャスト陣がみんな黙って考え込んでフリップに書き込んでて放送事故よろしく沈黙になっちゃいそうだったんだよね。
そんな中可能な限り沈黙にしないようにトークをつなげようとしたり、口元にマイクを置いたままサッと答えを書き込んでいく推しさんの姿は"正解"なんだろうなと思った。私はね。そら考える時間もないよねって。
まあ推しの贔屓目だし、別にあの立ち位置じゃなくてもあの解答だったのかもしれないなあとは思うけど!
ああいう一部分だけを切り取られたものを悪意を持って広めたりするのってなんだかな。ツイートするなってことじゃないです。どちらかというとRTするときの感情の話。まあそれは今はいいや。
そして最後はもう一回ビヨドリを歌って〆だったわけなんですけど……
まさか推しの「アイマスですよ」コールが聞けるなんて誰が予想したの??
いや、そこまで気も回ってなかったし他公演のレポも読んでなかったからなんだけど。
ふぁっ?!ってしてしんだ。
一瞬でも推しがアイマスのセンターを張るの最高じゃない……?って複数人にLINEテロをしましたすみませんでした。
いやでも本当になんだろう、すごい……アイマスのセンターを張る推しすごい……
意味わかんない……すごい……あれを見れただけでも本当に行ってよかったです……ありがとう石川……
★
Mマスのリアルイベに行くといつも思うけど、えむますってすごい。(語彙)
なんというか、不思議な引力を持ったコンテンツだなあと思います。
それはオタクにとってはもちろんなんだけど、演者や運営さんにとってもそうなんだろうな、と思わせてくれるくらい、いつもステージはきらきらしてる気がする。
キャラがいて、キャストのパフォーマンスがあって、初めて完成する半リアルコンテンツのような。
個人的に音ゲーもすごく楽しみ。
ここまで書いておいてなんだけど、動く伊勢谷四季を見たら本格的に四季Pになる気がしています。
とりあえずセカライの円盤予約しよう~~