たとえばなし

偶像と結果論

保証はなくても 叶う気がしてる

好きなコンサート会場は?と聞かれたら、迷わず「横浜アリーナ!」と答える。

それくらい色んな思い出が詰まった会場で、推しさんの姿を眺める日が来るとは思ってなかったな。

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というわけで、去る2022年12月3日。THE IDOLM@STER SideM 7th STAGE ~GROW & GLOW~ SUNLIGHT SIGN@Lに行ってきました。

推しさんがSideM関連イベントに出演するのは3年半ぶりということで、自動的に私も3年半ぶりのエムマス現場。それだけの月日にストックしていたペンライト用電池はすべて劣化しており、こりゃもう光らないただの棒を振るしかないですわ~!!と当日Twitterで暴れていたら神フォロワーが電池を恵んでくれました。大変ありがとうございました……。

すでに2週間も経ってしまいましたが、備忘録がてら感想みたいなものを書いていきたいなと思います。

 

Beitのこと、推しさんのこと

3年半ぶりのBeitを目にして思ったのは、やっとちょうどいい距離感に納まったのかなということでした。

私はあえて言葉を選ばすに言うなら、アイドルマスターって割と残酷なコンテンツだなと思っていて。CVが付いたばかりの頃――1stの頃は各演者の立っている位置はそれほど大きく変わらなかったはずなのに、今では大きくその差が開いていることは、紛れもない事実で。

中でもBeitは本当に全員揃うことが極端に少ないグループだし、そういういろんな差だったり熱量のギャップなどが相まって、なんともいえない空気感だなあと思っていた時期がありました。

でも今回久しぶりに見るBeitの3人は、なんだかフラットに見えました。いろんな歪みが一定凪いで見えるようになったのは、他でもないメンバー2人が作り出してくれる空気感のおかげだなあ、とも。

いじられたり雑に突っ込まれる推しさんという構図を見て、「ああなんか良かったなあ」と勝手にじんわりしてしまいました。推しさんの3人揃って満足かと言わんばかりの「楽しかったか。」という2人に対する振りも、なんだかお父さんみたいで大変微笑ましかったです。

他のグループみたいな一蓮托生とかしっかり手を取り合って、みたいな空気感がうらやましくないなんて言ったら噓だけど、いい塩梅のところに落ち着いたのであればそれが一番だなと思います。焼肉は連れていってあげてください。

 

ライブ本編については、恭二くんのソロ曲をやるかもしれないという可能性なんていうものが私の頭からはすっかり抜け落ちていたので、横浜アリーナのステージに一人で立つ推しさんの姿を見た瞬間、喉からヒュッと変な音が出ました。なんで誰も教えてくれなかったの?(なんで私も思い至らなかったの?)

Possession Mind

Possession Mind

ソロ曲への感想は、私が思っていたことを直後のMCでたかぴが全部話してくれたので特に言うことはないです!ラストに向けてテンションとかを持っていってるじゃないですか!って語ってくれるたかぴに、全力でうなづいてしまいました。ありがとうね。

相も変わらず太くてまっすぐな声で歌う推しさん。とっても素敵な歌声でしたが、ご本人は微動だにせずステージが延々と回り続ける演出はなかなかシュールで面白かったです。友人に話したら「本人動かすよりステージを動かしたほうが早いと思った人間がいたんだろうな」と言われ、わかる!!になってしまった。わかる。

でも推しさんが話していた、恭二くんの感情とかいろんなものが色濃く反映されている曲だからこそ、シンプルに歌うことだけに集中できたのはありがたかったっていう言葉も本当なんだろうなと思います。いつか見た青い厳かさの中に赤く透ける熱量が、またそこに見えた気がしたから。

あと本当にこれは私の問題なんですけど、一瞬某バンドのことがよぎって雑念!!!と思いました。今後ライブ系イベントを見る度にこうなるのかと思うと、割と地獄みが強い。

 

絶賛イベント中だった新曲はきっとやってくれるだろうな!と思っていたので、実際に見ることができてうれしかったです。王子3人が王の風格すぎて震えました。あそこまでかっこいいに全振りした曲は♪ 想いはエタニティ以来かな?

MCで推しさんの口から「そこもまたピエールらしさというか」とか、「恭二自身の~」みたいな言葉が出てきて、当たり前なんだけど推しさんは推しさんの形できちんとコンテンツとかキャラクターと向き合ってるんだよななんてことを思ったりしました。

きっと今回初めて鷹城恭二と邂逅する該当Pさんもいたと思うのですが、少しでも受け入れられていたらいいなと勝手に願ってやみません。

お渡し会でBeitととしての推しを見たとき、いつになってもいいから一人でも多くの人が"この人がこのキャラの声優でよかった"って思ってくれたらいいなって思った

声優として、アイドルとして、最高に格好良かった話 - たとえばなし

結局エムマスの推しさんに対しての感情ってここからずっと変わってないし、これからも変わらないだろうなって思います。なんだかんだ言っても推しさんの声とお芝居が好きで今も眺め続けているので、できるだけいろんな人に愛されていてほしいなと思ってしまいますね。

 

まとめ

今回の7thライブは久しぶりだったこともあってか、私がみてきたエムマスライブを思い返しながら見ていました。かつて震えながら、顔を強張らせながら歌っていた人たちが、今は自信を持って堂々とパフォーマンスする姿は、どこの界隈においても尊いものだなと思います。

個人的には特にAltessimoが本当に、本当に良くて……。なぜかずっと泣きながら見てました。アルテはなんか毎回泣いてしまう……。

お当番だった彩もBeitと同じくらい揃わないユニットなので、ゆうゆさんとバレッタさんが泣いちゃってるのにしっかり泣きました。いろいろ……いろいろあったもんね……の気持ちになってしまってだめ。

2015年12月から、2022年の12月。気づけばこんなにも時間が経っていることに驚きつつ、あの日と同じように水色のペンライトと握りしめながら、アンフィシアターで思い描いた以上の未来を見ているなと思いました。

これはどのタイトルにも言えることですが、移り変わりがどんどん早くなっていく世界でコンテンツが続いていることは奇跡以外の何物でもないから、当たり前の顔した"今"を大切に握りしめておきたいですね。

 

 

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