たとえばなし

偶像と結果論

2021年夏の現場総括

をします!

 

この夏は、比較的色んな現場にお邪魔していました。

ありがたいことに早めにワクチンを二回接種できたこともあり、一定の対策をした上で参加・観劇することができたのはよかったなと思っています。あと友人が少ないので、ソロか同じ人間としか現場にいくことがなかったというのも大きいかもしれない。急に悲しい話をしてしまった。

全部ブログを書きたいなあ…と思いつつ、ひとつのエントリーにするほどの語彙力もなくどうしたもんかと二の足を踏んでいたのですが、先日のドリボ観劇で現場ラッシュがひと段落したのでここらで総括しておこうかと。

ラインナップは以下の通りです。

 

 

多い、な……。DDと叩かれても文句を言えない並びである。すでにエントリーをあげている現場は割愛しつつ、つらつらと感想を書きなぐっていこうと思います。ほぼ日記です。

 

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2021.07.28 なにわ男子 First Arena Tour 2021 #なにわ男子しか勝たん@横浜アリーナ


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なにわ男子さん初のアリーナツアー、横浜公演に行ってきました。奇跡的に当選していた、728の日公演。昼公演を申し込むべきだった~!と思いつつ、ある意味デビューが決まった後の公演を見られるというのも貴重な体験だったな、とも。

昼公演のMC配信は渋谷の街角で固唾を飲んで見守っていました。モニタを映してもらえるまで本当にデビュー発表なのか確信が持てなかったので*1、会場との時差がすごかったです。一緒にいた藤原丈一郎くんのオタクがそのまま東急ハンズに駆け込んで「デビューおめでとう」の切り文字をお願いしていたのですが、ハンズのお姉さんが頑張ってくれて特急でも2,3時間かかると言われたところ20分で仕上げてくださいました。めちゃくちゃかっこよかった。

あの日のなにわ男子のことを、きっと誰も忘れられないと思う。デビューをその手に掴み取った直後の彼らはのびのびとしていながらも、目が眩むほどに輝いていて。それはまるで星が生まれる瞬間に放たれる鮮烈な光のようで。これがデビューを掴み取ったアイドルたちの輝きなのかと思うと同時に、ダイヤモンドのようなこの輝きができるだけ長く煌めき続けますようにと願うことをやめられない。こうしてオタクは何度でもアイドルに夢を見せてもらうんだなあ。

ダイスマの7パラすんごいよかったな…。お金が掛かっているアイドルのコンサートは最高。そして怒涛のようにオリ曲を披露されて混乱してからのジャニーズメドレーは、選曲がかなり胸熱でした。本家振りの君だけにをやる年長3人めっっっちゃくちゃ格好良かったな!振りのクセまでコピーしてて笑ってしまった。みちきょへ欲レからのRUNは、横アリ割れたかな?と思った。みちきょへ一生シンメでいて……。関西のピンクたちを推してる中島健人くんのオタクが隣でビッショからRUNまでずっと狂い散らかしてて愉快でした。

個人的には恭平くんのダンスが浮かなくなっていて、というか全員のダンスが揃うようになっていてニコニコしちゃったな~!おうたも毎回うまくなっていてえらい!あとなにわ男子ちゃん、やっぱり全員とってもかわいい。誰が近くにきてもかわいい。すごい。かわいい。シルバニアファミリー

Lil かんさいの嶋﨑斗亜くんが「なにわ男子さんに続くぞ!」と叫んだ瞬間、周りにいたオタクたちが総崩れしたのも忘れないと思う。かくいう私も崩れ落ちました。いい話…。関西チームまるっと幸せになってほしい……。

先日解禁されたデビュー曲もとってもかわいくて今から楽しみです。にしても初週計上が実質3日しかないの、オタクめちゃくちゃ試されてるな……。

 

2021.07.30、08.14 Summer Paradice 2021@TOKYO DOME CITY HALL


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夏の風物詩、サマパラことSummer Paradice。友人に誘われHiHi Jetsさん公演にお邪魔しました。その後制作解放のメールが来たので2回入りました。なんで?

30日の公演はあの奇跡みたいなタイミングのHiHi Jetsを見ることができてよかったな、と改めて。なにわ男子のデビューが決まって次は、と誰もが思うであろうタイミング。Hey!Say!JUMPのデビュー発表があった後にも感じた、全てを巻き込む大きな流れが生まれていく瞬間を間近で見たような心地でした。

ギアが一つ上がったHiHi Jetsは、荒削りだけど確実に黎明を思わせる光を乱反射していた。今のジャニーズJr.特有の、人生を、己を、自分のユニットに全ベットしている危うさとか貪欲さみたいなものが、ステージからビリビリと会場中に伝染していくような感覚でした。

デビュー発表の日のなにわ男子と、次のデビューを最短で掴み獲ると宣言したばかりのHiHi Jets。どちらも違って、どちらも眩しかったなあ。

HiHi Jetsさんはレポを読んでいても感じたけれど、最後の挨拶が本当に秀逸でした。「皆さんの生活にいつでもHiHi Jetsがいるような世界を作っていきたい」と話す髙橋優斗くん。「僕らを利用して人生を豊かにしてください」と言い切る猪狩蒼弥くん。あまりにもアイドルとして出来すぎていてびっくりしてしまった。

そして埃を被ったオタクなので、はしみじゅたちに昔の話をされるとそのまま息絶えてしまうので気をつけてほしい。あんなにちっちゃかったのにね…!みたいになる。やめて。あと猪狩くんのピアノがアホほど上手くてびっくりしました。無機質に淡々と弾いてからブワッと大輪の花が開くみたいに音が拡がっていくのに鳥肌が立ったのを覚えてる。Lucky Manのラップも死ぬほどカッコよくて何??と思っていました。多芸なジャニーズは健康に良い。

誘ってくれた友人は橋本涼くんを推しているのですが、TelephoneでSixTONESの推しである京本大我くんのパートを歌われてしんでいました。なんなら先述の中島健人くんのオタクと同一人物なので作間龍斗くんのBlack Cinderellaでもしんでました。作間くんのソロは去年「V」をやられていて私もひっくり返ってたのでお揃いだね。

久しぶりに治安の悪いゴリゴリアイドルのコンサートを見たけど楽しかったな。白王子衣装のだぁどらからのシャツとベストでの10$は衝撃。だぁどらはC&R無し用にリアレンジされていたりリリックも新調していてめちゃくちゃかっこよかったです。自己紹介ラップはいい文明!

個人的にHiHi Jetsさんの勇猛果敢さとか、傍若無人なところが割と好きだったりします。数年前はビッグマウスで自分たちを大きく見せている印象が強かったけれど、今回のコンサートはどっしりと構えて地に足をつけながら、自尊心から紡がれる大言という感じがしてとてもよかった。あと全員ファンサマシーンで見ていて大変微笑ましかったです。

 

2021.08.13 シアタークリエ 恋を読む inクリエ『逃げるは恥だが役に立つ』@シアタークリエ

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2021.08.19~29 フォーティンブラス@Bunkamura シアターコクーン

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戸塚祥太くん主演、内博貴くん出演。発表されてからずっと楽しみにしていたのですが、初日から完成度が高くて本当に何度観ても楽しい舞台でした。

舞台の内容としては現代劇とは言えかなりハムレットの流れを汲んでいるところもあり、きちんと予習し直してから観たらもっと楽しかったんだろうな。私は菊池風磨くんのハムレットを観ていたことで命拾いをしました。ありがとう風磨くん。ハムレットを思わせる矢継ぎ早な台詞の応酬が圧巻だったし、シリアスとコメディのバランスも絶妙で個人的にはかなり観やすかったです。なんでこんなに肌に合うんだろう?と思っていたら、何度目かの観劇の時に突然「己の…ブログの火炎放射感に近いのでは……!?」という謎の天啓を受けました。なるほどね。

戸塚くん演じる羽沢くんがくたびれた三流役者から誇り高いノルウェーの王子になる瞬間の切り替えと神々しさが美しかったなあ。内くんの舞台はPLAYZONEぶりだったのですが、声量も発声もすっかり舞台俳優さんになっていて驚きました。すっごかった。戸塚くんが内くんに向かって「俺たちはあんたのバックダンサーだよ!どんなにクズでも俺たちの憧れなんだよ!」と叫ぶシーンは、色々と思うところもあり…なかなか業の深い舞台でした。

そして何よりも目をひいたのは、裏の主役であろう役どころを演じられていた納谷健さん。目に宿る感情が鮮烈で、劇中何度も目を奪われる瞬間がありました。ライトが当たっていない瞬間も確かにその役を生きていて、納谷さんのハムレットが見たいなあ~!と思わされました。本当に素敵なお芝居を見せていただいたなあという気持ちが強かったので、ステフォ代わりにナベプロ商店でブロマイドセットを買いました。対価は大事だって侑子さん*2も言ってたからね。

ここにきてまさか若手俳優さんにひっかかるとは思っていなかったのですが、どうにも納谷さんが気になる今日この頃です。担当の舞台で推し増しして帰ってくるな。

 

2021.08.21 うたの☆プリンスさまっ♪ SHINING STAR STAGE -LOVE in DREAM-@東京ガーデンシアター

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2021.08.28~29 あんさんぶるスターズ!!Starry Stage 4th@ライブビューイング

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アプリ「あんさんぶるスターズ!!」のキャストライブ。昨年予定されていた公演のチケットは持っていたのですが、今回はライブビューイングで拝見しました。意味わかんないけど二日間ともフォーティンブラスからはしごした。元気か。歌って踊る推しさんを観るのが久しぶりすぎて、終始挙動不審だったと思います。

スタステ自体1stぶりに見たのですが、知らないうちにめちゃくちゃアイマス型のライブというか、声優たちにキャラを背負わせるタイプのライブになっていてびっくり。1stはここまでガチガチに声優の存在を殺す感じの構成ではなかったと思うのですが、これは私の記憶違いだろうか…?

最後の全体曲までキャストの紹介も一切なかったので、キャラと声優が一致していない人間にはあまり優しくないなあ、とも。ALKALOIDとCrazy:Bさんはほぼほぼ初めましての状態だったので、1日目は情報を一致させるのに必死でした。キャラの立ち絵を出すわけでもなかったからまじで"""概念"""って感じ。でもファンからしたらかなり没入感のある構成なんだろうなあ。

紅月の花燈でしんじゃった…と思っていたら推しさんのウィンクを浴びてスペキャ顔が止まりませんでした。真夏の夜の夢か?相変わらず声量お化けですっげえ元気なはすみけいとくんだったな。あと会場的に音響があんまりよくないのかな?2日目にめずらしく推しさん音程あってないな~と思っていたらおもむろにイヤモニを外して音程を合わせにきたので、謎の癖に刺さって変な声が出そうになりました。それからもうデッドマンズですよ。でっでまんず~~~~~~……。ァア……。でっでまんずちゃんが出てきたとき本当に喉の奥から潰れたカエルみたいな音でた。

他のユニットはUNDEADがさすがすぎたし、隣にいたオタクは推しが刺さりすぎて最終的に零ちゃんぬいをあやしてて怖かったです。このオタクいっつもしんでるな。ALKALOIDさんたちは歌唱力がえげつなさすぎて、公演後の数日間はずっと音源を聞いていました。くれびさんも曲がよくていいなあ……。そしてKnightsの北村諒さんが2.5俳優でもあることを最大限に活かしたステージパフォーマンスをされていてめちゃくちゃ格好良かったです。あと高橋広樹さんはもう今後も絶対にスタステにいてほしい。声が出せないのに苦しくなるほどMCで笑わせていただきました。

 

2021.09.11 朗読舞台『池袋裏百物語 明烏准教授の都市伝説ゼミ』@Mixalive TOKYO Theater Mixa

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講談社主催、「小説現代」とのコラボ朗読劇。全公演キャストスイッチということで、推しさんが出演していた11日の昼夜公演でも二役を演じているところを観ることができてとても面白かったです。演じる人が変わるとかなりその人物像も変わるし、スイッチ相手の西山宏太朗さんが本当に真逆な役作りをされていたので見ごたえがありました。

西山さんが演じる江戸くんは感情が抜け落ちてしまったような、ただそこにいるだけの虚脱感のある青年だったけれど、梅原さんが演じる江戸くんは感情をすべて押し込めた胸の内を誰にも触らせないような鋭さのある青年でした。行動理由が哀しみなのか、憤りなのかみたいな違いもありそう。

もう一人の役柄である明烏先生も、梅原さんはめちゃくちゃ賢い残念な変態として演じられていたけれど、西山さんはめちゃくちゃぶっとんだオープンな変態という感じで演じられていたので、その役の振れ幅に驚かされました。

題材が「呪い」ということで、みんな何かに呪われているというような話が劇中に出てきたのですが、オタクには耳の痛い話なんかもあったりして。「人知れず死んでいく舞台はある。だからこそ生きている舞台が一番強い」という台詞は、昨今の情勢のことも反映されているようで胸を打たれました。

ただのホラーというよりは群像劇のようなところもあり、改めて見直したい朗読劇のひとつです。アーカイブ配信を買おうと思ってたんだけど結局見れずじまいだったんだよなあ。今回の朗読劇の原作が小説現代9月号に掲載されているので、電子書籍を買ってしっかり読もうと思います。(紙書籍完売おめでとうございます!)

元々ホラーが苦手なので大丈夫かな?と思っていたのですが、まんまとその日の夜は眠れなかったです。あとぜんっぜん関係ないんですけど、昼公演で前列に座っていた方が公演中一生髪をいじるわ目薬指すわ前に身を乗り出すわで大変遺憾でした。どこの劇場でも身を乗り出されると後ろの席は何も見えなくなるので開演前に注意すべきなんだな……。

 

2021.09.23 DREAM BOYS@帝国劇場

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菊池風磨くんが帝劇の0番を張る日が来るなんて誰が予想しただろうか。風磨くんも田中樹くんも入所時から知っているからか、勝手に感慨深いものがありました。長年ジャニオタをやっていたくせに、ドリボ観劇は今回が初めて。やっと、やっと観れたぞ!大好きな帝国劇場に今年もお邪魔できて嬉しかったです。

メイン二人は元々お歌もうまい方という印象だけど、更にうまくなっていてびっくり。樹くんは曲によって発声が違っていて、幅の広さに驚かされました。Fight Manをがなって歌っているときの声がお兄ちゃんそっくりで、You&J遺族の血も持つ私がしんでしまいました。オタクは本当にしにやすいな。対して風磨くんが歌っているときは、「あれ、ソロコン来てるっけな…?」と思うくらいめちゃくちゃ個人の色が出ていた印象。みんな違ってみんないい!

最後のNext Dreamと絆のRemixでテンションが上がりすぎてどうにかなるかと思いました。血管切れるかと思った。あとザ・ジャニーズ舞台ダンスって顕著にJr.歴が反映されるなあ、としみじみ思うなどした。これだからえび担は!と叱られたので大人しくします。

そして今回気になったのは少年忍者くんたちの多芸さ。川﨑皇輝くんは本当に出来ジュだな……?ダンスも演技もうまいし色んなフォローまで完璧でした。それから不謹慎だと怒られそうだけど、織山尚大くんは前社長を失った哀しみをものすごく綺麗に纏っているなと思う。あとやっぱりゴリゴリダンスがうまい……。忍者ちゃん幸せになれ〜!の気持ちを込めてステフォ買います。

7 MEN 侍さんで印象に残っているのは矢花黎くん。そんなに沢山台詞があるわけではなかったけれど、細かい演技含めきっとこの人は演技に向いているんじゃないかなあと思う場面が何度かありました。こんぴはマイキーだったね。お顔も似てるね。よしよし。

 

 

こうして振り返ってみると、改めてこれだけの公演が打たれることにどれだけの人が尽力していたんだろうと思わされます。コロナ禍になる前からそうだけど、今だからこそなおさら感じるものがあるというか。

幕が上がる直前までその日の公演があるか分からない状況というのは、演者側にも結構なストレスがありそうですよね。フォーティンブラスの千穐楽公演で戸塚くんも話していたけれど、色んな緊張感の中で過ごしているというのは全然大げさなんかじゃないんだろうなあ。

私はやっぱり我慢ができないオタクだから、幕が上がるなら劇場に足を運んでしまう。それが誰かを傷つけることにもなってしまう今の状況は辛いし、何よりもエンタメが好きだから一日でも早く多くの人が心の底からエンターテイメントを楽しめるようになってほしいな。

そのためにも気を緩めず過ごしていきたいですね。

 

あ、あとこの夏チケットファイルを新調しました。

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チケットファイルといいつつ、会員証も入れたいしその日のチケットはパッと出し入れしたい。精算するお金も入れておきたいし、ブロマイド類も挟みやすいものが理想。

そんな色々を考えた結果、奮発してバイブルサイズの本革システム手帳を採用。まだ一ヶ月ほどの付き合いですが、だんだん手に馴染んできました。

今後はこの子を相棒にいろんなエンタメを楽しみたいと思います。

 

↓何かございましたら
お題箱

*1:疑り深いオタク

*2:XXXHOLiC