流れ星を掴むくらい夢みたいな話
スタステで煌めきを焼き付けたのでその話もしたいんですけどちょっと先に感情メモ。
「いつか助演、主演男優賞を」
広義的に推しを笑わせることができるオタクってすごいなって思うんですけど、私がただの一回だけ推しさんを笑わせることができた言葉がこれです。べつに接近戦でいつも笑いを取りに行っていたわけではないんですけど…接近戦は壁打ち……。
新人賞を取った数日後、オタクの口から出た突拍子もない言葉に笑ったのは、他でもない推しさん本人でした。
顔を背けて吹き出した後、「そう…ですねぇ……」と歯切れ悪く笑った推しさん。その節は本当に申し訳ないことをしたなあと思っています!(数年越し反省文)
あれから二年経って。
私が考えていたよりも推しさんはどんどん前に進んでいっていて、勝手にハラハラしながら舞台やTVを見つめていたのが嘘みたいな日々です。
あの日推しさんは笑ったけれど、私はいたって真面目で。本人に直接言うのはわりと気が狂っていたとも思うけど、後悔はしなかった気がする。
「推しさんのお芝居が本当に大好きなので、いつか助演、とか、主演男優賞を……そのときも変わらず応援してたいなって思っているので」
そんな偉そうなことを言っておきながら、当時と比べたら私の熱量も、温度も、色も、様変わりはしていて。それでもまだ、似たようなことを考えながら、星を眺めています。
何が言いたいかっていうと驕りだろうが傲慢だろうがなんだろうが、この二年の中なら今がいちばん流れ星に手が届きそうな気がしてるってことです。
先のことは分からないし、いつでも想像の遥か彼方先にいらっしゃるような方なのであくまでこの二年を踏まえて、でしかないんですけど。
今年じゃなくたっていいんです。
ただいつか、推しさんが笑ったバカげた夢の話を実現させてほしい。
そしたら私は、推しさんに向かって「ほら見ろ」って言いたい。直接なんかじゃなくて、ずっとずっと遠い場所にいる推しさんに、声が届かないくらい遠い場所から言いたい。
そのために出来ることなんて何もないです。本当にオタクなんていらないような人だから、せめて遠くからその光を眩しく眺めることしかできないけれど。
そうやって思えるくらいの人を見つけられたんだぞ、そんな人を好きになったんだぞって、揺るぎがちな根底をなぞり続けていたい。そうすることで推しさんを好きな自分を手放さずにいたいです。
推しさんの出演作、舞台でのパフォーマンスを見て、鳥肌が立つこと。
身勝手な第三者としていちばんしあわせな瞬間です。