たとえばなし

偶像と結果論

そんな気持ち 愛と名付けてみたんだよ

今しか書けないことを書いておこうと思ってブログを始めたので、オタクとしての発言権がないことは百も承知でキーボードを叩いています。なんか色々感情整理とか備忘録的な。

っていうかめちゃくちゃ恥ずかしいんですけど、寝ぼけて書きかけのまま投稿してた。恥ずかしい。スターとかつけてくださった方すみませんありがとうございました書き直してます……。


防衛部のFINALイベントが終わりました。

私は当日は朝から晩まで働いていたので、幕張の推しさんのイベにも、宣言通り横浜の防衛部のイベントにも行っていませんでした。それに関しては自分で決めたことだし、ある種自衛というかそういった面もあったので、イベントが終わったいまでも後悔はしていません。

ちなみにイベントに行かない、と決めた経緯はこちら。
騒がしきこの日々よ - たとえばなし

それでも、「なんで私今日仕事してるんだろ?」っていう漠然とした疑問はあって。それは自分が幕張の推しさんのイベントに行っていないことではなくて、推しさんも自分もなんで横浜にいないんだろうっていうもう根本からの疑問でした。まああの日はどこで何をしていても私はここで何をしているんだと思っていたとは思うんですけど。
でもその場に推しがいる子たちはせめて、たのしかった!って言えたらいいなあっていうのはずっと思っていて。なので現地に行っていた友人にはしきりにたのしんできてね!と言ってました。相手通夜だったけど。私も胃痛が止まりませんでした。

で、イベントが終わってから推しさん来たよ、こんな顔してこんな話をしてたよっていうのを聞いて。少し泣きました。

行けばよかったっていう気持ち3割、人伝てに聞いてよかったって気持ち7割。基本が頑固なので、やっぱり何をされても今回のことは釈然とはしなくて。だから、現地じゃなくてよかったのかもしれないなあとも思いました。現地にいながらでもでもだってって、駆けつけてくれた推しさんを前にしてまでもやもやしたくなかったので。虚勢かもしれないけど。

そんな我儘な私に、友人がわざわざそうやって一生懸命推しさんの様子を伝えてくれたことも、申し訳なくて、ありがたかったです。

 

でもなんとなく、前よりは成仏できそうな気がしてる。
推しさんが優しい顔で、帰ってきたなと思うって話してたって聞いて、安心したのかもしれない。それだけで、三年前の今日の私はきっと報われたと思うんです。

推しさんを知ったのも防衛部だし、好きになってからいちばん楽しかったのだって、辛かったのだって、全部防衛部でした。
防衛部があったから推しさんを好きになっていて、推しさんを好きになって応援していたからこそ出会えた人がいて。きっとこの先、こんなコンテンツには出会えないだろうなと思います。何をどう足掻いたって、特別だったなあって思う。

防衛部で辛そうに踊っていた推しさんを見ているからこそ、エムマスのライブで凛としている推しさんが好きで。全部を積み重ねてきた結果の今があるんだなあと思います。

今、オンタイムで防衛部ないし推しさんのことを100%追えている訳ではないから、胸を張って堂々と話せることなんて一つもない。それでも、あの頃必死にCDを買っていた自分は今の私を裏切らないはずなので、ちょっとくらい泣いても許されるよね、と自分を甘やかしています。

結局仕事帰りに現地に行っていた友人たちと会ってたんですけど、いいんだよあげるねって銀テの推しさんのメッセージの部分までもらってしまいました。ファイナルは行きたくないだろうなと思ってた、と色んなものを汲み取った上でここまでしてくれた友人に本当に頭が上がりません。


ずっとどこかで、防衛部は防衛部のままだっていう根拠のない確信みたいなものがあったような気がします。

でも今は、防衛部が防衛部であることがマイナスに働くことも多くなってきていた気もしていて。だから、これでよかったのかなあとも思う。何より私は消費者っていう蚊帳の外の人間だから、結局は推しさんやあの五人がよかったらそれでいいなって思えるようになりました。

防衛部が防衛部じゃなくなってしまっても、きっと数年に一回はあのメンバーで集まってワイワイしているんじゃないかなあって、オタク特有の身勝手な信頼みたいなものもあります。
そう思えるだけでも、幸せなことだなあと思います。

 

防衛部はとても不思議なコンテンツで、オリジナルアニメであるが故に、時を重ねるにつれ、半リアルコンテンツであるような錯覚をさせる作品でした。

今でも防衛部っていうコンテンツは、あの五人がリアイベやアニメを通してがむしゃらに活動してきた結果掴み取ったコンテンツ像だと思っています。だからそれを布石にして、新シリーズやりまーす!は未だに全然一ミリも納得なんていってないんですけど。

今まで防衛部を応援していただきありがとうございましたって言ったあと、次の主演作の宣伝をする推しさんを見て、こんな未来が来るなんて思ってなかったなあっていい意味で思えました。
あの五人はきっと、防衛部の外でだって期待された未来を越えてくれる。それだけで、この三年間の意味は色褪せないと思います。

今でも納得していないこと、許せないこと、もやもやすることも沢山あります。
それでも、きらきらした思い出を宝箱に閉じ込めるみたいに、今までのことを積み重ねて進んでいく防衛部の五人を、これからも遠くから見ていられたらいいなと思える。

防衛部は、ずっとなんてないんだよっていうことを最後に教えてくれた気がする。だからもう少し、色んなものを大切にできる私になりたいです。

三年間、コンテンツに愛をありがとうございました。お疲れ様でした。
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