たとえばなし

偶像と結果論

未来の片鱗を見たのかもしれない話

THE IDOLM@STER SideM 2nd STAGE ~ORIGIN@L STARS~ Brilliant sideに行ってきました。

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ありがたいことに、一昨年(…)の12月に舞浜で行われたTHE IDOLM@STER SideM 1st STAGE ~ST@RTING!~のMoon sideに続き、今回も現地で参加させていただきました。本当にありがたいの一言に尽きます。

sideM関連のイベントに参加するのはST@RTING LINE -03 Beit 発売記念特典お渡し会を含め、今回で三回目。毎度毎度私みたいなにわかが……と思うものの、イベント終了後は行けてよかった……!と思ってしまうので315プロダクションはすごい。(小並)

ちなみにファスライの時の記事はこちら。

x1026.hatenablog.com

なんかもう推しさんに関しては一周回って感情が無って感じで、頭も追いついてないし、なんなら記憶がないのでとりあえず覚えていることから殴り書きしていこうと思います。(2017/02/19加筆しました)

 

とりあえず咲ちゃんがめっちゃ咲ちゃんで泣いた。

sideMではにわかなりに鷹城恭二を筆頭にBeitちゃん尊い…と語彙を失っているものの、実は水嶋咲ちゃんと伊勢谷四季くんも推しメンだったりする私。
なので、今回のセカライでBeitとCafe Paradeが同公演に出てくれるのは本当にありがたいがすぎて、315プロダクションに全世界の感謝を捧げていたのですが、初っ端からスマエンをぶち込まれ涙腺も崩壊、そこから立て続けに ♪Café Parade! が始まった時の私の絶望と言う名の多幸感・・・この時間軸に生まれてよかった。頭が追いつかないって五回は言った。

どの曲でも小林さんの腰の入れ方とか顔の角度、ステージ上での立ち居振る舞いが、もう完璧に研究された"かわいい"の究極系で・・・。あそこにいたのは間違いなくアイドル水嶋咲だった。
完全に頭の悪い感想なんだけど、カフェパレ恒常衣装のロングコートが翻ったとき、瞬間的にはわわ見えちゃ・・・、見えない!!って思った時にまじで咲ちゃんだなと思いました。あの時あの瞬間、私にはミニスカートが見えた。(?)

もーー最後の挨拶の「水嶋咲役小林大紀です、って言うのがもうほんっとうに怖くて!みなさんに受け入れてもらえるのか本当に不安で不安で仕方なかったです」っていうのがもう・・・アッ、咲ちゃん・・・†
正直カフェパレは試聴で ♪Café Parade! を聞いたときから泣いていたので、セカライで見たら泣くだろうな~とは思ってたけど、ここまでとは思わなかった。

未発売のソロ曲、♪フェイバリットに踊らせて もまさかここで見られると思ってなかったので本当に嬉しかったなあ・・・はちゃめちゃにかわいかった・・・。

あと!当たり前と言えば当たり前なんだけど、オリピ共通衣装の咲ちゃんの衣装がパンツルックなところにもグッときた。ブルーのジャケットにグレーのベストとリボンタイっていう、少し可愛らしさを残した、でも間違いなく男の子の格好良さも滲む衣装で、咲ちゃんは本当に最高に可愛くて格好良い男の子なんだなって思いました。衣装さんありがとう~~!!!!

それから今回の個人的MVPはDRAMATIC STARS 柏木翼役の八代さん
新衣装での DRAMATIC NONFICTION でなに?もう何が起きたの?えっこんなにかっこよかったっけ?と錯乱したのち、MOON NIGHTのせいで恋に落ちそうになったし、STARLIGHT CELEBRATE! で完全に恋に落ちました。

いやもう……何?私の知っている八代さんと違うんですけど。私の知っている八代拓ってオトチャンで森久保さんに叩かれ、タイガーマスクWで「こんにちタイガー!」とかやってるおちゃめな人なんですけど~~!?っていう錯乱がひどかった、本当に。
だって昨日の八代さんめちゃくちゃ格好良かったんだもん。ヒエッ すき・・・ってなったの自分でもびっくりすぎて何?ちょっとまだよくわかんない。カメラ割り把握してちゃんとカメラアピールするところとか、本邦初公開!って言う感じの色気とかもう……完全にアイドルですありがとうございました。
声帯から出てくるのはマシュマロボイスなのに、本体は完全に蜂蜜でなんかもう無理。

あとなんと言っても最後の挨拶の「315プロを支えていく覚悟は出来ています」の言葉。これがもう決定打でした。自分がドラスタPだったら昨日が命日だったと思う。
ここ一年でドカンとお仕事が増えたけど、彼の中でsideM、ひいてはDRAMATIC STARSは本当に特別で、思い入れのあるものなんだろうなあ。

八代さんに限らず今回のセカライのドラスタのパフォーマンスは、なんというかセンターがセンターたる所以を見せ付けられた感じがした。
♪STARLIGHT CELEBRATE!は本当にsideMの代表曲だなと思うし、ドラスタはあの三人のパフォーマンスがついて初めて完成するんだなあとすら感じました。
三人で星座を描くところ泣いたもん・・・オリオン座・・・。冬の真っ暗な夜空で一際光を放つ三人についていけば、315プロはどこまでも行けるのかな、なんて思わせるステージだった。いやーかっこよかった。

あと個人的に印象に残っているのはもふもふえん 姫野 かのん役の村瀬歩さん

村瀬さんは一度ガッチャマンクラウズ インサイトのイベントで拝見していたのだけど、その時はわりと前に前に!みたいな印象だったのを覚えてる。それに正直あのメンバーの中では経歴もずば抜けているから、ステージを見る前まではめちゃくちゃ目立つんだろうなと思ってました。

でも幕張のステージに立っている村瀬さんは、なんだかさり気なくそこにいると言うか、良い意味で目を引きはするけれど、もふもふえんのメンバーときちんと横並びで存在していたのにびっくりした。
だからご本人が最後の挨拶で315プロのみんなに嫉妬してて・・・とお話されていたのは本当に意外だったけれど、納得も出来て。

「2月10日が何の日か知っていますか?」からの、「知ってた、みんなが知ってること。」ってふわっと笑うのずるい、泣いた。

控えめにステージ上にいるのにどうしても目をひくあの存在感は、かのんちゃんの持つきらきらと同じきらきらだなあと思いました。語彙力。

もふもふえんのパフォーマンスもほんっとうにみんなかわいくて、心がぴょんぴょんする・・・って三回は言った。
セカライが終わってからもふえんの曲の再生数がぐんっと伸びたからたぶん幼児化しました。\めぇめぇ!ぴょんぴょん!がおがお!/
 

THE虎牙道はなんだか戦隊ヒーローショーを見ているかのような感覚でめちゃくちゃ熱かった。
CDを聞いた時はアイドルっていうかキャラソンみが強いな~とあんまりピンと来てなかったんだけど、実際にパフォーマンスを見たらあれっめっちゃかっこいいじゃん!?ってなりました。
あとあんなパパはずるくないですか。あんなパパは自慢できる。パパかっこいい。
 

Wちゃんはファスライ組の中で一番Pf.上げてきたな~~!って感じが強かった。♪VICTORY BELIEVER でのレッドカードも出せて花丸~!って思ったのに今度はしまえない~!の流れがなんだかとても可愛かったです。

あと君たちほんとめっちゃ踊るね?めっちゃ踊るね!?

ファスライの時も思ったけど、ライブでパフォーマンスを見て好きになるユニットNo.1がWだと思う。

歌詞飛んじゃったりしてたけど、それでもステージの上では悔しい顔一つ見せないで最後まで笑顔でいてくれたところ、正真正銘のアイドルだと思います。


S.E.M
はもうこう、完璧に仕上げてきました!っていう印象。
お前らこういうのが好きなんだろ?みたいなオーラがやばい。何をしたらどう盛り上がるのか分かってるんだろうなあ。でもそんな中で伊東さんの最後の挨拶は完全にずるかった。先生だった。
中島ヨシキ氏は天性のパフォーマーだと思うし、Pたちはヨシキが大好き!って感じ。わかる。

 

なんというか今回のセカライの二日目は、ファスライ組が多いこともあってかこなれたステージ感が強かったように感じました。
ファスライの時と比べてパワーアップしたパフォーマンスには素直に驚かされたし、これからも"もっともっと"を行くんだろうなあ、と。

大袈裟に言えば、あのファスライの日に掲げた未来の片鱗を、私は昨日見たのかもしれない。
絶対に"二回目"をやるんだ、このコンテンツを未来まで繋げてくんだっていう気概と熱量を見せ付けられたのがファスライなんだとしたら、その先にあった通過点の一つがセカライだったのかなあって。

コンテンツの大きさと、そのコンテンツを支えてきた先人たち、そしてそのこれからを担っていくキャスト陣。そんな全部をひっくるめてアイドルマスターなんだなあ。

ファスライの時にも思ったけど、そんなコンテンツの一端を担っている人を推させてもらってるってなんだかすごい贅沢だ。

 

とりあえず一日目のライビュすら参加できなかったの本当に辛くて苦しいから(恋かな?)円盤本当によろしくお願いいたします。でもきっとまた上映会をやるんだとしたら、確実に二日目の参加すると思うから頭がわるい。

って最後まで推しのこと何にも書いてないんですけど。

オタクをやめられない話

「オタク」っていう生き物はなんでこうも面倒くさいんだろう。

何かを好きでいることくらい何も考えずに気楽にいられればいいのに、勝手な義務感とか、意地とか、見栄とか理想とか。色んなものに雁字搦めになって勝手に疲れては離れてしまう。
そんなことを何度繰り返してきたんだろうなあ……と、もう人生の半分以上をいたるジャンルのオタクに費やしてきて改めてため息をついてしまいます。

とまぁ、何が言いたいかっていうとまたオタクに疲れて、サボって、それでもやっぱり離れられないのにサボっていた罪悪感に苛まれて出戻りに二の足を踏んでいるところなので、自分への戒めも込めて記事にしておこうかなと思った次第です。ほぼ一年ぶりの記事がこれだから本当に筆不精だなあ。

 

まず、私がオタクを離れる要因は大きく分けて三つに分類される。


ひとつはモチベーションの問題。

全部完璧に追えないなら全部追わなくても一緒だと思ってしまうのはなんでなんだろうな。完璧に出来ない=何もやらないの方程式はどこで身に付けたんだろう。
金銭的な問題はもう自分の頑張りとか采配次第なんだけれども、一時的な趣味のために職を変えるほどのバイタリティはもう持ち合わせてないし。なんかもうそういうところが甘えだと言われればそれまでなんだけど、オタクのお金のかけ方は自分の身の丈に合ったやり方が一番だと思ってる。

かといってオタクをしてるから自分にお金がかけられないっていうのも違うなって私は思うし、イベントに通うために推しのメディアが買えないんじゃ本末転倒だっていうのが持論。なんにせよ追うからには完璧じゃなくちゃ意味なんてないから仕事の都合とかで行けないイベントが増えるとなんかもう在宅でいいかと思っちゃうし、でもやっぱりオタクだから現場は行きたいしっていう我侭とジレンマで疲弊してしまう。これも結局はイベントに行きづらい職種に就いてる自分のせいなんだけれども。


もうひとつは周りのオタクとの温度差問題。

オタクのやり方なんて人それぞれだし、推しに何を求めるかっていうのも人それぞれだからそれに対してとやかく言うつもりはないけれど、やっぱり違和感はあって。
twitterとか現場で周りの話を聞いてるとなんかもうモヤモヤモヤモヤしちゃうのはもうどの界隈にいても一緒だなあ、と。

そういうのに疲れちゃうから基本的に同推しの友人が作れないっていうのはある気がする。今は奇跡的にお互いの考えを尊重して一緒にイベントに行ってくれるおともだちもいるから恵まれてるなあ……。奈良のご歓談も捨てたものじゃなかった。ありがとう奈良。


そして最後は自分の理想と現実の推しとのギャップ。

これが一番身勝手な理由なんだけど、同時に一番大きな要因でもある。前の推し(某J事務所の某氏)から離れた理由はほぼこれが90%を占めてたと思う。

三次元の人間を推してるオタクは自分の中に"こうなってほしい"っていう推しへの理想が少なからず存在するから推してるんだと思う。だけどその理想と推しの目指すものとかスタンスがかけ離れてたら応援できないというか、応援する理由を見失ってしまうんだよなあ。

かと言っていちオタクの理想を推しに押し付けることなんて出来るわけないから、それならやっぱり自分が適切な距離を保つのが一番だなあって。

 

とまあそんなこんなでオタクをすることに疲弊して距離をとってみたりするわけなんだけど、推しの引力ってなんでこんなに絶対的なんだろう。
絶対的だからこそ推しなんだろうけど、トークパートで絶望した後に歌声を聴いたら全部持ってかれるとか、声を聞いたらやっぱりどうしようもなく好きだとか、もう感情に思考が追いつかないから勘弁して。

ここ数日溜めてたメディアの消化をしてるのは、セカライと朗読劇で完全に引き戻されたときの罪悪感を最小限に抑えるための自己防衛本能が働いてるからなんだろうなあ。全力少年の全体曲が最高だし一斗くんがやっぱり好きですありがとう。

とにもかくも推し変~~!!って騒ぐわりにいざ本当に推し変するの?って聞かれると口ごもってしまうのが全ての答えだなあと思います。

たぶんきっともう少し、オタクでいるんだろうな。

とりあえずセカライ楽しみだ~~

新人賞受賞を受けて思うこと

一夜明けて改めて声優アワードの話。
ちなみに昨日発表直後に語彙を失いながら書いたのがこちら。

x1026.hatenablog.com


昨日の夜、梅原さんの受賞に対するコメントを読んだり、色々なことを考えながら反省をしていました。きちんと”声優”としてのお仕事を見ていたいと思いながら、一番そういう面を見れていないのは自分だったのかもしれないなあ、と思って。

声優のお仕事は、演技が評価されればいいのであってそれ以上でもそれ以下でもないこと。

そんな当たり前のことを、思い出させてもらいました。

この激動の一年を梅原さんが立ち止まらずに突き進んできて、それが業界に認められたからこそ今回の受賞があって。それは間違いなく本人の努力だから、”うれしい”という表現より、ただ素直にすごい人だ、と思うことしかできないなあ。

こんな不甲斐ないファンで申し訳ないとすら…おも……
ファンは第三者でしかいられない分、いつでも身勝手だから。本人の邪魔をしないようにすることしかできないんだと改めて思いました。

気の早い話かもしれないけど、何年か後、いつか梅原さんが助演ないし主演男優賞を受賞することがあったら、そのときは素直にうれしい、おめでとうございますって思えたらいいなあ。


なんだか昨日の受賞を受けて、心を新たにファンを続けていこうと思いました。

これからも真摯にすきでいたいし、梅原さんの持ってるきらきらしたものをひとつでも多く取りこぼさずにいられる自分でいたい。

そして何より、声優アワード新人男優賞を受賞された梅原裕一郎さんに恥じないファンでありたいです。